太陽光発電 発電効率の良いメーカー

太陽光発電で発電効率の良いメーカーは?

太陽光発電システムを導入する際は少しでも発電効率の良いメーカーにしたいと思っている人も多いと思います。

 

そもそも発電効率というのは何を指しているのでしょうか?

 

一般的に太陽光発電の発電効率というとモジュール変換効率という物を指していることがほとんどです。

 

モジュール変換効率とは太陽光パネルで受け取った光エネルギーを電気に変換する時の効率を言います。

 

現在主流のSi結晶型太陽光パネルでは変換効率の理論限界値が約30%となっており、いかにこの値まで近づけるかが各社の課題になっていると言えます。

 

ここではモジュール変換効率を各大手メーカーを中心にまとめてみました。

 

メーカー 品番 希望小売価格 最大出力 モジュール変換効率
シャープ NQ-195AA 109,830円 195w 16.9%
サンヨー(パナソニック) HIT240シリーズ 182,700円 240w 18.7%
京セラ KJ165P-3CTCA 86,625円 165w 16.1%
東芝 SPR-240NE-WHT-J 176,400円 240w 19.3%
三菱電機 PV-MA2120J 142,485円 212w 14.9%
長州産業 CS-222C11S 151,515円 222w 16.2%
カネカ J-AV330 - 33w -
サンテック STP255S-20/Wd 160,650円 255w 15.7%
サニックス SRM200 M-72 - 200w 15.7%
リクシル(LIXIL) SLE190S-24/Adb+ - 190w 14.9%
ソーラーフロンティア SF160-S - 160w -
カナディアンソーラー CS6A-215MM 142,222円 215w 16.54%

 

現在売られている商品のモジュール変換効率が高いのは東芝、サンヨー、シャープの順になっています。

 

この値が一概に太陽光発電システムの性能を表しているわけではありませんが、発電効率を重視するならこの3つのメーカーは絶対に外せないメーカーであると考えられます。

 

ちなみに、太陽光発電システムは将来的に発電効率(モジュール変換効率)を40%以上にする動きがあります。

 

しかし現在出回っている形式の太陽光発電システムでは40%を超えることは理論上不可能です。

 

ではどのようなシステムなら40%を超えることができるのでしょうか?

 

その答えは、モノリシック構造多接合、メカニカルスタック、量子ナノ構造膜多接合、量子ドット増感型タンデム、中間バンド構造という方式を取った5つの太陽光発電システムにあるようです。

 

ここでは詳しくは触れませんが将来的(早くても2020年以降)には変換効率40%以上の太陽光発電が一般に普及する時が来るかもしれません。