太陽光発電 豪雪地帯 設置

太陽光発電は豪雪地帯でも設置できるのか

太陽光発電は豪雪地帯でも設置できるのかということは雪がよく降る地帯にすんでいる人は気になる点だと思います。

 

豪雪地帯(青森や新潟など)での太陽光発電の普及率は決していい数字とは言えません。

 

下記に日本で豪雪地帯と呼ばれている県の太陽光発電の導入件数と普及率をまとめてみました。

 

住宅用太陽光発電システム導入状況(件数)

場所 平成21年度 平成22年度 平成23年度 導入件数順位 普及率 普及率順位
北海道 1607 2328 2994 31 1.0% 45
青森県 502 691 910 46 0.9% 47
岩手県 1656 2221 1877 35 2.9% 36
秋田県 393 686 690 47 0.9% 46
山形県 670 1030 1188 43 1.6% 42
新潟県 696 1018 1272 40 1.1% 44
富山県 680 1173 1348 41 2.1% 41
石川県 353 778 1177 45 1.5% 43
福井県 536 955 1066 42 2.6% 39
鳥取県 577 788 1135 44 3.1% 32

 

上記の表は平成23年までの物ですが、これを見てもわかるように豪雪地帯と呼ばれる県では太陽光発電はあまり普及していないことが分かります。

 

ではこの数字は豪雪地帯では太陽光発電は不向きであるということを表しているのでしょうか?

 

実はそうではありません。

 

最近開発されている太陽光発電システムはパネルに雪が積もらないように設計されています。

 

その仕組みは雪が積もると自然に滑り落ちる物や、太陽光発電の効率を落とさない程度に熱を放出して雪を溶かしてしまうという物です。

 

これによって豪雪地帯でも太陽光発電は雪が積もっても大丈夫なようになっています。

 

豪雪地帯とそうでない地域の発電量を比較したデータもありますが、これらの間にはそれほど違いがありません。

 

これは豪雪地帯では発電条件がいい気候が長く続くため、発電効率がいいためであると考えられています。

 

これらからわかるように、豪雪地帯には太陽光発電が普及しているとは言い難いですが、その性能などに他の地域と比べて大きく差がないので設置を考えている方は豪雪地帯だからと言ってあきらめる必要はありません。

 

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